分類 |
植物 |
タイトル |
植物学とオランダ |
サブタイトル |
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著者 |
大場秀章著 |
ページ数 |
272頁 |
判型 |
四六判・上製 |
定価 |
2,200円(本体2,000円) |
内容 |
生誕300年を迎えたリンネのオランダ留学事情、その支援者たちとの交流、庇護者クリフォートとその豪邸の今、ヨーロッパの庭園改革を夢みたシーボルトの足跡、幕末の日本人留学生たちをしのぶ風物、アジサイをはじめオランダの風景となった日本の植物の数々などなど、植物学者の目がとらえたオランダの歴史と現在、その魅力を語り尽くす。 |
目次 |
◆ライデン点描
ライデン市の歩み/ライデン市民の誇り/コーンマーケット/ニシンの日
◆オランダとリンネ
リンネのオランダ滞在/ヘルダーラント大学/ヘルダーラント大学の足跡を訪ねる/リンネの学位取得/学位取得後のリンネ/リンネが学位取得を急いだ事情/クリフォート邸でのリンネ/クリフォート邸を訪ねる/ライデンとリンネ
◆シーボルトとアジサイ
ライデンとシーボルト/シーボルトと気候馴化植物園/シーボルトのアジサイとヨーロッパのアジサイ
◆ライデン大学植物園
植物園散策/クルシウスの薬草園
◆ライデンの日本
植物園を訪ねた福沢諭吉/ホフマン教授/ラッペンブルク一二番/津田と西を思う/いまはなきホテル・ドゥ・ゾン/商船学校
◆折々の植物
シナノキとシナノキにまつわる話/シナノキに由来する言葉/ナラ/シダレヤナギ/イソマツとハママツナ
◆アメラント島訪問
不思議な南北差/島で出会った植物/ハマナス
◆ダイクと東インド会社─ホラントを訪ねる
ダイクをみる/ホールン/タラと釣針
◆フリースラントへ
大堤防を渡る/フリースラント/薄暮を歩く
◆ワーヘニンヘンからナイメーヘン
ベルモンテ植物園/林地園芸/ライン川を渡る/ナイメーヘンを歩く
◆オランダの外国マーストリヒト
要塞に想う/自然史博物館/ライン川の砂山
◆ハーバリウムにて
王立植物標本館/ファン = ロイエン・コレクション/アラビドプシスのタイプ標本/ホルター・コレクション/パラフェルナリア
◆音楽を想う
音楽の起源は騒音
◆ブルゴーニュの残照
湧き出たオランダの歴史への興味/はかなきものの美しさ |
PDFパンフレット |
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備考 |
【著者略歴】
大場秀章(おおば・ひであき)
1943年東京生まれ。理学博士(東京大学)。
東京大学総合研究博物館教授。
専門:植物分類学。
〔主な著書〕
『The Himalayan Plants(Vols.1, 2, 3)』1988~99年(東京大学出版会)
『秘境崑崙を行く』1989年(岩波書店)
『森を読む』1991年(岩波書店)
『日本の自然・地域編』1994年(共著、岩波書店)
『植物学と植物画』1996年(八坂書房)
『江戸の植物学』1997年(東京大学出版会)
『日本森林紀行』1997年(八坂書房)
『バラの誕生』1997年(中央公論社)
『ヒマラヤを越えた花々』1999年(岩波書店)
『花の男シーボルト』2001年(文藝春秋)
『新・シーボルト研究1』2003年(共著、八坂書房)
『植物学のたのしみ』2005年(八坂書房)
『大場秀章著作選1 植物学史・植物文化史』2006年(八坂書房)
『大場秀章著作選2 植物分類学・植物地理生態学』2006年(八坂書房)
〔主な訳書〕
コーナー『植物の起源と進化』1989年(共訳、八坂書房)
クーポウィッツ&ケイ『植物が消える日』1993年(八坂書房)
コーナー『ボタニカル・モンキー』1996年(八坂書房)
『シーボルト 日本の植物』1996年(監修・解説、八坂書房)
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ISBN978-4-89694-894-3 |
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