分類 |
植物 |
タイトル |
日本の植物と自然 |
サブタイトル |
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著者 |
前川文夫著 |
ページ数 |
240頁 |
判型 |
四六・上製 |
定価 |
3,080円(本体2,800円) |
内容 |
美しい日本の植物にまつわるエピソードをまとめた「歳時記・日本の花」を中心に「史前帰化植物」、「ナラ林文化論について」など、植物と人間のかかわりを見つめるエッセイ・論文・対談などを収録。 |
目次 |
花を語る
日本の花──四季を彩る花と樹と
アセビの語源は/春の陽だまりに/春咲く花の色は/所変われば/コクサギ型の葉序/江戸の嗜好/江戸は染井で拾われて/ヨーロッパから来た春の花/日本の春から世界の花へ/カム柴、訛ってタムシバに/春の立ち返り/夏を告げる花/女王に捧げられた花/古事記に見える樹/南米のおくりもの/詰め物の草/盛夏に咲く雪の花/泥中に咲く花/生命力の象徴/表と裏をすみ分ける/竹と笹の肩の毛/古伝承の後とり/渡来は有史以前?/どんぐりのお椀/秋の郷愁/新大陸の文化を支えた植物/ワレモコウの名は/植物の記憶力/寒中の点景/常磐の樹々に願う
〈座談会〉樹と草と人間と
前川文夫 十 山田宗睦 司会:斎藤正二
二つの新著/植物をレンズにして/水をめぐる生活技術と思考/アシビの植物語源論/植物を最初に食った人物は、尊敬に値する/カタクリはカタカゴではない──自然破壊の結果/「生活必需」の花から「観賞用」の花へ/ふたたび、古代人による「自然破壊」を探る/日本人の草木愛について/桜、梅、水、そして祭り/日本人の原型質を捕らえたい/古赤道植物分布について/人類の未来、そして生物の宿命
日本の自然と文化
史前帰化植物について
ナシという言葉
ナラ林文化論につけ加えて
カタクリの見直しとコバイモの使用/炊事土器にイブキの使用と分布の変遷
守りたい屋久島の貴重な自然
種類が豊富な屋久島の植物/乱伐されるスギの自然林/絶滅寸前の貴重なラン
〈講演〉植物の分布と日本
史前帰化植物/モクレン型の分布/日本の植物の世界における位置
〈対談〉植物と人間──その共生関係を理解する
前川文夫 十 津山 尚 司会:宗武朝子
はじめに/植物の恩恵─酸素を遊離し、食料を供給する/主食としてのイネ/その他の主食、イモ、トウモロコシ、バナナ/植物の変化を促進する人間/一度破壊されたら復元しない固有の植生
付録
前川文夫画・中支の魚
論文・著作一覧 |
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備考 |
著者略歴
前川文夫(まえかわ・ふみお)
1908年生。東京大学理学部植物学科卒。東京大学名誉教授。
専攻──植物形態学、植物系統学。
主要著書──『原色日本のラン』誠文堂新光社、
『日本の植物区系』『日本固有の植物』玉川大学出版部、
『日本人と植物』『植物の進化を探る』岩波新書、
『植物入門』、『植物の名前の話』、『植物の形と進化』、『植物の来た道』、『日本の植物と自然』八坂書房、他。
1984年他界。
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ISBN978-4-89694-423-5 |
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掲載図版1
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