| 分類 |
文化史 |
| タイトル |
日本の観光 |
| サブタイトル |
―昭和初期観光パンフレットに見る |
| 著者 |
谷沢明［著］ |
| ページ数 |
312頁 |
| 判型 |
菊判・並製 |
| 定価 |
3,960円（本体3,600円） |
| 内容 |
昭和初期の庶民の旅とは？
パンフレットで読み解く日本発見の旅。
旅行後には捨てられていく運命にあった観光案内を、地域ごとに分類して多数収載。「大正の広重」吉田初三郎や金子常光ら名人の手になる見事な鳥瞰図をカラーで紹介。名所旧跡を訪ねるもよし、幻の路線・今はなき廃線や観光地を探るもよし、時空を超えた旅を愉しむ一冊。 |
| 目次 |
序 日本の観光 ─昭和初期
旅の絵馬から
乗物利用の旅行へ
旅行取扱業務の本格化
百貨店の旅行案内所
観光旅行を促進するクーポン式遊覧券
旅行案内書の刊行と鳥瞰図の絵師
日本新八景の選定
国立公園の指定と観光旅行
第一章 北海道の自然美探勝
一、北海道の遊覧地
二、古い歴史をもつ大沼公園
三、大雪山国立公園の探勝
（一） 大雪山国立公園
（二） 太古そのままの原始境
（三） 層雲峡
（四） 然別湖
四、阿寒国立公園の探勝
（一） 原始境そのままの自然美
（二） 阿寒湖
（三） 屈斜路湖と摩周湖
五、北海道の温泉
（一） 登別温泉
（二） 定山渓温泉
第二章 東北地方の名所
一、東北の遊覧地
二、松島と金華山
（一） 日本三景の松島
（二） 松島遊覧
（三） 金華山
三、 十和田と奥入瀬
（一） 十和田国立公園
（二） 十和田湖遊覧
（三） 奥入瀬渓流
四、平泉と厳美渓
（一） 栄華の夢のあと平泉
（二） 厳美渓
五、みちのくの温泉
（一） 花巻温泉
（二） 東山温泉と会津名所遊覧
六、出羽三山
第三章 日光とその周辺を巡る
一、日光遊覧
（一） 日光を巡る旅
（二） 日光遊覧旅行
（三） 日光山内見物
（四） 日光山内から華厳滝へ
（五） 中禅寺湖から湯元温泉へ
（六） 奥日光のスキー地
（七） 日光自動車による名所巡り
（八） 日光の宿
二、塩原温泉郷
三、那須の諸温泉
四、尾瀬
第四章 箱根・富士・伊豆遊覧
一、箱根遊覧
（一） 登山電車開通
（二） 日帰りもできる箱根遊覧
（三） 芦ノ湖巡り
（四） 箱根温泉の宿
（五） 箱根巡りは小田原が表口
（六） 箱根ゆきは熱海から
二、富士登山と富士五湖巡り
（一） 富士登山
（二） 富士山登山の栞から
（三） 富士五湖巡り
三、伊豆遊覧
（一） 伊豆遊覧は乗合自動車で
（二） 伊豆を巡る旅
（三） 常春の伊豆へ
（四） 伊豆の温泉
（五） 修善寺温泉
（六） 伊東温泉
第五章 東京近郊の遊覧地と行楽
一、東京周辺の遊覧地
二、京王電車沿線の行楽地
（一） 京王電車と多摩川原遊園
（二） あの手この手の乗車割引
（三） お花見は稲田堤京王閣へ
（四） 高尾山
三、小田急沿線の行楽地
四、東横・目蒲・玉川電車沿線の行楽地
（一） 東横・目蒲電車沿線
（二） 夢のお城があった多摩川園
（三） 玉川電車沿線の四季行楽地
五、奥多摩の行楽地
（一） 青梅電鉄と奥多摩渓谷
（二） ケーブルカーで御嶽山へ
六、京浜・京葉の行楽地
（一） 湘南電気鉄道沿線
（二） 京浜電鉄沿線春の行楽
（三） 京成電車沿線春の行楽
七、東京・横浜の遊覧
（一） 東京遊覧バス
（二） 横浜市遊覧バス
第六章 信越地方へのスキー旅行
一、信越のスキー地
（一） 鉄道の発達とスキー地
（二） スキー場案内の小冊子
二、越後のスキー地
（一） スキー発祥地高田
（二） 高田はスキーの好適地
（三） 妙高山麓の温泉地
（四） 妙高山麓のスキー地
三、信州のスキー地
（一） 脚光を浴びるスキー地
（二） 野沢温泉
（三） 志賀高原
（四） 志賀高原のスキー
（五） 平穏温泉郷と志賀高原の宿
（六） 山は招く
（七） 戦前のスキーリゾート
第七章 瀬戸内海を巡る船旅
一、瀬戸内海を巡る旅
（一） 瀬戸内海の船旅
（二） 大阪商船航路図絵から
（三） 描かれた瀬戸内海の名所
（四） 昭和初期の船旅
（五） 瀬戸内海の遊覧コースと日程
二、讃岐への旅
（一） 讃岐遊覧
（二） 栗林公園
（三） 屋島
（四） 金刀比羅宮
三、伊予への旅
（一） 伊予鉄道沿線の風景から
（二） 道後と松山
四、山陽への旅
（一） 鷲羽山
（二） 鞆の浦
（三） 厳島
第八章 九州の景勝地を巡る旅
一、 九州の主要観光地
二、雲仙国立公園
（一） 雲仙への旅
（二） 雲仙の自然を楽しむ
（三） 外国人観光客誘致
三、阿蘇国立公園
（一） 阿蘇への旅
（二） 阿蘇登山は乗合自動車で
（三） 国際観光路に位置する大阿蘇
（四） 阿蘇の温泉旅館・ホテル
四、別府への旅
（一） 舟湯治
（二） 別府温泉
（三） 九州遊覧の玄関口別府
五、耶馬渓
（一） 耶馬渓への旅
（二） 昭和初期の耶馬渓
（三） 耶馬渓探勝
おわりに |
| PDFパンフレット |
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| 備考 |
『日本の観光2』
『日本の観光3』
『日本の観光4』
『日本の観光5』
もご覧下さい。
【著者略歴】
谷沢 明（たにざわ・あきら）
1950年 静岡県に生まれる
法政大学工学部建築学科卒業
法政大学大学院工学研究科修士課程修了 博士（工学）
日本観光文化研究所 放送教育開発センター助教授を経て
1995年 愛知淑徳大学教授
2021年 愛知淑徳大学名誉教授
［専門］
観光文化論 地域文化論 民俗建築論
［主な著書］
『瀬戸内の町並み─港町形成の研究』
（未來社、1991年2月）
『住いと町並み』
（ぎょうせい、1982年1月）
［受賞］
日本民俗建築学会賞 竹内芳太郎賞（2020年）
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ISBN978-4-89694-277-4 C0021 |
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