分類 |
美術・工芸 |
タイトル |
花のギャラリー |
サブタイトル |
─描かれた花の意味─〔改訂新版〕 |
著者 |
小林頼子著 |
ページ数 |
232(カラー84)頁 |
判型 |
菊判・上製 |
定価 |
3,740円(本体3,400円) |
内容 |
花と美術を愛する人へ、花の名画の魅力再発見!! 古代ローマの壁画にはじまり、20世紀に至るまで、花を描いた美しい絵画90点をカラーで紹介。時代を追った花の絵の見方を、気鋭の美術史家が懇切に綴る。 |
目次 |
はじめに――花でつづる西洋絵画
1 春、あるいは花摘むフローラ
2 バラとツグミ
3 小楽園 上ライン地方の画家
4 パンと魚の奇跡 ランブール兄弟
5 受胎告知の天使とマリア ヤン・ファン・エイク
6 羊飼いの礼拝 フーホー・ファン・デル・フース
7 春 サンドロ・ボッティチェルリ
8 花瓶の花 ハンス・メムリンク
9 ユリの茎と花 アルブレヒト・デューラー(?)
10 龕に置かれた花瓶の花 ヤン・プロフォスト
11 褐色と黄色のアイリスのある花瓶の花/白いユリのある花瓶の花 ルーディガー・トム・リンク
12 春 ジュゼッペ・アルチンボルド
13 花瓶の花 アードリアーン・コラールト
14 チューリップ、ナシ、貝、毛虫 ヘオルフ・フフナーヘル
15 ヒマワリ 作者不詳
16 花瓶の花と果物 カラヴァッジョに拠る一七世紀コピー
17 龕に置かれた花瓶の花 ルーラント・サーフェリー
18 ガラス花瓶の花 ジャック・デ・ヘイン(子)
19 開放龕に置かれた花瓶の花 アンブロジウス・ボスヒャールト
20 花瓶の花 バルタザル・ファン・デル・アスト
21 アイリスのある花束 ヤン・ブリューゲル(父)
22 万暦乳瓶に生けた花束 ヤン・ブリューゲル(父)
23 嗅覚 ペーテル・パウル・ルーベンス、 ヤン・ブリューゲル(父)
24 花環の聖母子 ペーテル・パウル・ルーベンス、 ヤン・ブリューゲル(父)
25 花瓶の花 オシアス・ベールト(と工房)
26 花瓶の花と静物 ゲオルグ・フレーゲル
27 花瓶の花と金の高坏 クラーラ・ペーテルス
28 ヴァニタス アードリアーン・ファン・ニーウラント
29 ヴァニタス ヤーコプ・マレル
30 四大とホモ・ブラ ヤン・ファン・ケッセル
31 チューリップの花束 ハンス・ボロンヒール
32 チューリップ取引の寓意 ヤン・ブリューゲル(子)
33 カーネーションの花束 ヤーコプ・ファン・フルスドンク
34 花に飾られたカルトゥーシュ ダニール・セーヘルス
35 籠の花 ジャック・リナール8
36 花瓶の花 ジャン=ミッシェル・ピカール
37 花と果物と猿 アーブラハム・ブリューゲル
38 花瓶の花と籠の花 ファン・デ・アレリャーノ
39 花瓶の花 ヤン・ダーフィッツゾーン・デ・ヘーム
40 花瓶の花 アーブラハム・ファン・ベイエレン
41 花瓶の花と十字架と髑髏 ヤン・ダーフィッツゾーン・デ・ヘーム、ニコラース・ファン・フェーレンダール
42 花瓶の花 ウィレム・ファン・アールスト
43 ガラス花瓶の花 ヘンドリック・デ・フロマンチュー
44 ヒマワリのある花瓶の花 マーリア・ファン・オーステルウェイク
45 花瓶の花 コルネーリス・デ・ヘーム
46 青いリボンに吊るされた花綱 ニコラース・ファン・フェーレンダール
47 洞窟の前のリスと草花 アーブラハム・ミニョン
48 花瓶の花 シーモン・フェルエルスト
49 花瓶の花 ジャン=バティスト・モノワイエ
50 小鉢のイチゴ アードリアーン・コールト
51 花瓶の花 ラヒェル・ライス
52 大理石の台座の上の壺の花 ヤン・ファン・ハイスム
53 五月 ピーテル・カステールス
54 花と果物 ヤン・ファン・オス
55 アラバスターの台座の上の籠の花 ヘーラルト・ファン・スパーンドンク
56 花瓶の花 ジャン=バティスト・シメオン・シャルダン
57 花 ウジェーヌ・ドラクロワ
58 菊 ウィリアム・モーリス
59 花瓶の花 エデュアール・マネ
60 籠の花 アンリ・ファンタン=ラトゥール
61 首の長い花瓶に生けた野の花 オディロン・ルドン
62 大きな花瓶 オーギュスト・ルノアール
63 スイレンの池 クロード・モネ
64 青い花瓶 ポール・セザンヌ
65 花咲くアーモンドの枝 フィンセント・ファン・ゴッホ
66 ヒマワリとナシ ポール・ゴーギャン
67 ユリ アルフォンス・ミュシャ
68 ヒマワリのある田舎の庭 ギュスタフ・クリムト
69 ヒマワリ エゴン・シーレ
70 青いフラスコに生けたアマリリス ピト・モンドリアン
*西洋絵画における花卉画の系譜 |
PDFパンフレット |
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備考 |
著者
小林頼子(こばやし・よりこ)
1948年生まれ。1982-85年ユトレヒト大学美術史研究所留学。1987年慶應義塾大学大学院博士課程修了。
美術史家。専門は17世紀オランダ美術。目白大学教授。
著書:『フェルメール論』(八坂書房)『フェルメールの世界』(NHKブックス)[上記2 作で、第10回吉田秀和賞受賞]、『名画への旅』13、14巻(講談社、共著)『世界美術大全集』17巻(小学館、共著)『花のギャラリー』(八坂書房)『チューリップ・ブック』(共著、八坂書房)『ヤン・ライケン 西洋職人図集』(共著、八坂書房)ほか
論文:"New Data on Hendrick ter Brugghen"、「テル・ブルッヘンとカラヴァジスム」「フェルメールの師を考える」他。
翻訳:ブランケルト他『フェルメール画集』(リブロポート、共訳)、モーア『西洋シンボル事典』(八坂書房、共訳)、新潮美術ROM『フェルメール』(新潮社)他。
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ISBN978-4-89694-827-1 |
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掲載図版1
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