十二支の民俗誌

分類 歴史・民族・宗教 
タイトル 十二支の民俗誌 
サブタイトル  
著者 佐藤健一郎・田村善次郎著/工藤員功写真 
ページ数 264頁 
判型 四六・上製 
定価 2,640円(本体2,400円) 
内容 日本人の心に息づく十二支の動物たち…各地の伝承・諺・祭・神事などを紹介し、12の動物たちに託す人々の想いを語る。干支にちなんだ絵馬、凧、人形など郷土玩具や民具の写真多数収載。

十二の動物からなる干支にまつわる様々なエピソードを、多くの資料を駆使して綴る十二支事典ともいうべき多彩な内容。日本の民具・玩具を中心とした豊富な図版も楽しい! 
目次 子・鼠
 鼠と諺/鼠に願う家内安全 ほか
丑・牛
 古代に繰り返された肉食禁止令/牛と小正月 ほか
寅・虎
 幼子の邪気を祓う/「張り子の虎」の真意は ほか
卯・兎
 白兎のイメージはどこから/古よりの重要な蛋白源 ほか
辰・龍
 天空と地上を結ぶ龍/龍とドラゴン ほか
巳・蛇
 古典に見える蛇の呼称/蛇にまつわる諺と俗信 ほか
午・馬
 日本の馬はどこから/絵馬の始まり ほか
未・羊
 羊の渡来/神への捧げものとしての聖獣
申・猿
 日本の猿学の端緒/ハヌマーンと孫悟空の生まれた風土 ほか
酉・鶏
 闘鶏と近代ボクシング/卜占としての闘鶏 ほか
戌・犬
 日本の犬の起源はどこに/マタギ犬と狩人 ほか
亥・猪
 古くから賞味された猪の肉/椎葉村の猪狩り狩猟儀礼 ほか
鹿
 シシと鹿/古人を惹きつけた牡鹿の鳴き声 ほか 
PDFパンフレット  
備考 姉妹書『暦と行事の民族誌』も御覧ください。

著者略歴

佐藤健一郎(さとう・けんいちろう)
 1936年東京都生まれ
 1962年東京都立大学卒業
 2007年武蔵野美術大学名誉教授
 2014年没
 著書:
 『藁の力─民具の心と形』(淡交社・田村と共著)
 『小絵馬─いのりとかたち』(淡交社・田村と共著)
 『十二支の民俗誌』(八坂書房・田村と共著)
 『祈りの民俗誌』(八坂書房・田村と共著)ほか 

田村善次郎(たむら・ぜんじろう)
 1934年福岡県生まれ
 1957年東京農業大学卒業
 2007年武蔵野美術大学名誉教授
 著書:
 『水の記憶─フォト・エッセイ』(淡交社・共著)
 『民衆の生活と文化』(未来社・共著)
 『ネパール周遊紀行』(武蔵野美術大学出版局)
 『稼ぐ・働く・祀る・祈る』(八坂書房)ほか

工藤員功(くどう・かずよし)
 1945年北海道生まれ
 1966年武蔵野美術短期大学卒業
 1989年武蔵野美術大学専門職員
 著書:
 『日本民具辞典』(ぎょうせい・編集委員)
 『民族文化双書2 琉球諸島の民具』(未来社・共著)
 『絵引 民具の事典』(河出書房新社・編纂)
 『昔の道具』(ポプラ社・監修)ほか

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ISBN978-4-89694-256-9 

掲載図版1  掲載図版2

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