分類 |
歴史・民族・宗教 |
タイトル |
世界分身神話 |
サブタイトル |
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著者 |
篠田知和基 |
ページ数 |
272頁 |
判型 |
A5判・上製 |
定価 |
3,080円(本体2,800円) |
内容 |
私が二人いる!!
「分身」は日常生活の中にあらわれる、最も神話的なモチーフの一つである。自分が二人いる(ドッペルゲンガー)、意識が体を離れて外部から自分を見る(自己像幻視)、多重人格、双子、敵兄弟、影武者、追跡者など、分身の諸相を東西の神話・伝説・文学にたどる。
動物・植物・鳥類・昆虫・魚類・風土・異界・失墜に続き、比較神話学の第一人者が積年の研究の圧倒的な蓄積を基に綴る第九弾!! |
目次 |
はじめに
I 神話にみる分身
一、ギリシャ神話
二、日本神話
三、北欧神話
四、エジプト神話
五、インド神話
六、メソポタミア神話
七、朝鮮神話
八、アメリカの神話
九、聖書
十、双生児の神話
II 神話的文学の分身
一、昔話(民話・伝説)の分身
二、海外の文学
三、日本の文学
四、双生児の文学
III 分身文学序説
一、泉鏡花における自己像幻視と分身
二、近代文学における分身像
(一)森鷗外、梶井基次郎、大岡昇平、梅崎春生、安岡章太郎
(二)内田百閒
(三)岡本かの子、三島由紀夫、遠藤周作
おわりに
註記
主な参考文献
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PDFパンフレット |
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備考 |
◉著者
篠田知和基(しのだ ちわき)
1943年東京生まれ。パリ第8大学文学博士。名古屋大学教授ほかを歴任。比較神話学研究組織GRMC主宰。
著書:『幻影の城-ネルヴァルの世界』(思潮社)、『ネルヴァルの生涯と作品-失われた祝祭』(牧神社)、『土手の大浪-百閒の怪異』(コーベブックス)、『人狼変身譚』(大修館書店)、『竜蛇神と機織姫』(人文書院)、『日本文化の基本形○△□』『世界神話伝説大事典』〔共編〕『世界神話入門』(勉誠出版)、『空と海の神話学』『魔女と鬼神の神話学』『光と闇の神話学』(楽瑯書院)、『世界動物神話』『世界植物神話』『世界鳥類神話』『世界昆虫神話』『世界魚類神話』『世界風土神話』『世界異界神話』『世界失墜神話』『愛の神話学』『ヨーロッパの形-螺旋の文化史』(八坂書房)、ほか多数。
訳書:ジョルジュ・サンド『フランス田園伝説集』(岩波文庫)、ジャン・レー『新カンタベリー物語』(創元推理文庫)、ジェラール・ド・ネルヴァル『東方の旅』(国書刊行会)、ジェラール・ド・ネルヴァル『オーレリア』『火の娘たち』『ローレライ』(思潮社)、ほか多数。
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