日本人の住まい

分類 文化史 
タイトル 日本人の住まい 
サブタイトル 〔新装版〕 
著者 E.S. モース著/斎藤正二・藤本周一訳 
ページ数 424頁 
判型 四六判・上製 
定価 3,080円(本体2,800円) 
内容 江戸文化が色濃く残る明治初期(1877~1883)の日本の住生活の知恵や工夫を現代に伝える貴重な資料! 日本人の暮らしと住まいのユニークさに惹かれたモースが300余点の図版と共に綴る住居・調度・外観の詳細な観察記録!

日本家屋の建築構造から草葺・瓦葺屋根、大工道具、畳・引戸・襖・障子・欄間・屏風・衝立、茶室・台所・押入・洗面手洗所・寝床と枕・神棚・便所など、さらには公衆浴場・庭園・明治以前の古代家屋・近隣国の家屋まで、あらゆる日本の住生活を紹介。 
目次 初版まえがき
序論
第一章 家屋
都市および村落の外見/家屋の概観/日本家屋の構造/組み立て構造/筋かい/用材の選びかた/天井の構造/仕切り壁と外壁/倉の構造/日本の大工職人/大工道具および使用法/障引襖引畳図概
第二章 家屋の形態
都市および田舎の家屋/漁師の家屋/倉/屋根の考察/板葺屋根/瓦葺屋根/石葺屋根/草葺屋根
第三章 家屋内部
概説/図面/畳/引戸/襖/引手/障子/床の間と違い棚/茶室/倉/天井/壁/欄間/窓/屛風と衝立
第四章 家屋内部(つづき)
台所/床面/押入/階段/公衆浴場/浴槽/洗面および手洗所/手拭掛/寝床と枕/火鉢とタバコ盆/ろうそくと燭台/行燈と提燈/神棚/家のなかの燕の巣/便所
第五章 入口と入り道
玄関と玄関の間/縁側と張出縁/雨戸/戸袋/手水鉢/門/垣・塀
第六章 庭園
石碑/石燈籠/橋/四阿/池/飛石と敷石/盆栽と植木鉢/私庭園の眺め
第七章 雑事
井戸と給水/花/室内装飾/防火対策/洋式家屋/記念建造物の欠落
第八章 古代家屋
 日本の古記録に見える家屋について
第九章 日本本土周辺の家屋
アイヌの家屋/八丈島民の家屋/琉球人の家屋/朝鮮人の家屋/中国人の家屋
むすび
解説 
PDFパンフレット  
備考 斎藤正二(さいとう・しょうじ)
1925年東京生まれ。東京大学文学部教育学科卒業。
編集者生活数年ののち、同大学旧制大学院満期退学。教育学博士。
2011年没。
主著『日本的自然観の研究 上下』ほかは、
『斎藤正二著作選集』(全7巻、八坂書房)に収録。

藤本周一(ふじもと・しゅういち)
1932年大阪・堺市生まれ。関西大学大学院修了。文学修士。
大阪経済大学人間科学部教授等を歴任。
訳書に『浪漫詩人の愛と苦悩』(雪華社)、
『ラフカディオ・ハーン著作集(第五巻)』(共訳、恒文社)ほか。 

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