藤と日本人

分類 植物 
タイトル 藤と日本人 
サブタイトル  
著者 有岡利幸著 
ページ数 236頁 
判型 四六判・上製 
定価 2,750円(本体2,500円) 
内容 記紀万葉から『鬼滅の刃』まで、日本人と藤との長い付き合いの歴史を繙き、独自の視点で考察する。蛇に見立てられた藤の伝説、藤原氏に代表される藤の家紋、名所・名木、藤の美術、食利用ほか、興味が尽きない「藤の文化誌」。 
目次 第一章 藤豆ははじけ飛ぶ−−フジの植物誌
 ノダフジ(野田藤)とヤマフジ(山藤)/フジの変種と品種/はじけ飛ぶフジの実/フジの栽培法

第二章 垂姫に藤の花咲く−−万葉の藤
 平城の京の藤波/フジを植える/藤花とホトトギス/垂姫に藤の花/藤の挿頭/藤つるで織る衣

第三章 結婚を拒む女神の心を開いた藤の花衣−−『古事記』の藤
 結婚拒否症の女神/フジの生命力/藤の弓矢

第四章 松の梢に咲く藤−−藤花の絵の始まり
 正倉院の『樹下囲碁図』/描かれたのは中国か日本か?

第五章 平安貴族と藤
 『古今和歌集』の藤/平安貴族の教養/『和漢朗詠集』の和歌に詠まれた藤/『和漢朗詠集』の漢詩に詠まれた藤/『源氏物語』の藤/『伊勢物語』の長藤/藤花の宴

第六章 藤の名木と名所
 神木となった藤/藤の名木/野田村の藤/『摂津名所図会』の藤棚/源 義家と藤伝説/春日大社の藤

第七章 正岡子規と亀戸天神の藤
 病床の子規が愛した藤の花/藤の名所亀戸天神/藤花を甦らせる八入折の酒

第八章 藤の民俗
 俳句に見る藤の花/藤の伝説/藤のことわざ/藤と天道花/藤の禁忌/大蛇に見立てた藤切り祭/天竜川の注連藤/藤娘/藤の家紋/藤の繊維利用/藤を食べる/藤花をいける

第九章 藤原京の地名「藤原」について
 藤原氏の誕生/藤原はどんな地か/フジと藤原京

第十章 藤花は鬼を封じるか
 鬼とは何者か?/鬼の嫌うもの/身構える藤/鬼と大蛇はどっちが強い?/藤花は鬼を封じるか? 
PDFパンフレット  
備考 いにしえの万葉集に詠まれた美しい「藤波」や平安貴族が愛した藤の宴から、『鬼滅の刃』の藤襲山まで−−日本人と藤との長い付き合いの歴史を繙き、独自の視点で考察する。「果たして藤花は鬼を封じることができるのか!?」
好評『縁起のよい樹と日本人』に続き、美しいカラーと共に贈る、ありそうでなかった「藤の文化誌」! 

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