分類 |
美術・工芸 |
タイトル |
移ろう形象と越境する芸術 |
サブタイトル |
小林頼子先生退職記念論文集 |
著者 |
小林賴子先生退職記念論文集刊行会[編] |
ページ数 |
512頁 |
判型 |
A5判・上製 |
定価 |
5,280円(本体4,800円) |
内容 |
17世紀オランダ美術史を核とする研究を続けてきた、目白大学・小林賴子教授の退職を記念して編まれた論文集。絵画、写本挿絵、版画、ステンドグラス、美術市場、デジタル画像などを考察した、気鋭による15編を収める。 |
目次 |
第1部 移ろう形象とつながる世界
つながる世界─世界、世俗世界、超世俗世界
望月みや
文化的事物のメタモルフォーシス
─近世グローバル時代の美術の往来
小林賴子
西洋美術の伝播と東インド会社が果たした仲介的役割
ミヒャエル・ノルト
福澤諭吉旧蔵の硯箱に見られるメダイヨン文と異国趣味
─玉楮象谷と藤川蘭斎の蒟醤をめぐって
鎌田由美子
福島 豊かな地への想い
─ある女性の人生の物語りを通して
萩原裕子
第2部 フランドル・オランダの視覚芸術の世界
フィリップ善良公の祈禱者像
─初期ネーデルラント美術における聖俗・公私の交錯
今井澄子
オランダ黄金時代の家
─ステンドグラスからみる日常生活
ズザンナ・ファン・ライフェン=ゼーマン
値のないものに値をつける
─オランダ十七世紀の画家たちは作品の売値をどのように決めたのか
マルテン・ヤン・ボック
ヘリット・ダウ《糸を巻き戻す老女》
─十八世紀パリ絵画市場における十七世紀オランダ風俗画と複製版画
青野純子
ViewPaint フェルメール《牛乳を注ぐ女》制作録
─凸版印刷が進める「デジタル文化財」の一環として
樋澤 明・奥窪宏太
第3部 イメージをめぐる場と変奏
フィリッポ・リッピの矩形パーラ型祭壇画の展開
金原由紀子
初期印刷本の装飾方法
─1459年マインツ出版『聖務の理論』を例に
池田真弓
ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「変奏」
─《イレネに介抱される聖セバスティアヌス》を中心に
望月典子
昭和初期の銃後の男物衣装の戦争柄に関する一考察
大髙 幸
高倉健のスタア性
─《単騎、千里を走る。》の撮影現場より
上杉真理子
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