分類 |
自然 |
タイトル |
となりの地衣類 |
サブタイトル |
地味で身近なふしぎの菌類ウォッチング |
著者 |
盛口満著 |
ページ数 |
248頁 |
判型 |
四六判・並製 |
定価 |
2,090円(本体1,900円) |
内容 |
ゲッチョ先生の生き物エッセイ最新刊!!
街路樹の幹や古いコンクリート塀、石垣などに着生し、遠目には模様のように見える。コケのようだがキノコの仲間で、光合成する藻を体内に取り込み共生している不思議な菌である地衣類。季節を問わず身近で、視界に入っても見過ごされ、となりにいても気づかない存在だが、実は食料や、大気汚染の指標となっており、地衣を通して様々なものが見えてくる。さあ、お馴染みゲッチョ先生と一緒に目からウロコのゆるゆる地味な地衣散歩に出掛けよう! |
目次 |
序章 世界の果て
第一章 地衣類って何?
◉地衣は地衣でいい?◉地衣類へのまなざし◉トナカイの秘密◉マツタケとトナカイゴケ◉地衣類は菌類◉キノコに見えないキノコ◉地衣類とコケ◉真冬のフィールドワーク◉「ニセモノゴケ」探し
第二章 地衣類観察事始め
◉やんばるの森で◉地衣屋ヤマモト先生◉地味な観察会◉参道沿いの地衣観察◉境内でゆるゆると◉東京・御岳山にて◉一本の木に三十分◉観光スポットで地衣散歩◉師走の京都にて◉いつでも地衣・どこでも地衣
第三章 南の地衣探検
◉都心の地衣類◉実家の地衣探検◉新春快晴、地衣日和◉絶滅危惧種を求めて屋久島へ◉アリノタイマツ再び、奄美大島へ◉沖縄島にアリノタイマツはあるか?◉ヤマモト先生、沖縄へ◉沖縄の地衣類
第四章 極北のサンゴ礁
◉ハワイと南極の地衣類◉地衣を求めてフィンランド行◉トナカイの地ラップランド◉トナカイとトナカイゴケ◉地衣類と原発◉見えているものと見えていないもの
終章 この世界がある限り
引用・参考文献
地衣類名索引 |
PDFパンフレット |
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備考 |
著者紹介
盛口 満 (もりぐち みつる)
1962年千葉県生まれ。千葉大学理学部生物学科卒業。自由の森学園中・高等学校(埼玉県飯能市)の理科教員を経て、現在、沖縄大学人文学部こども文化学科教授。
専門は植物生態学。
主な著書:
『僕らが死体を拾うわけ』 『ドングリの謎』 (どうぶつ社 →ちくま文庫)
『冬虫夏草の謎』 (どうぶつ社 →丸善)
『コケの謎』(どうぶつ社)、『ゲッチョ先生の卵探検記』 (山と渓谷社)、『骨の学校』『ゲッチョ先生の野菜探検記』 (木魂社)、『テントウムシの島めぐり』(地人書館)、『身近な自然の観察図鑑』 (ちくま新書) 、『自然を楽しむ』『生き物の描き方』『昆虫の描き方』『植物の描き方』(東京大学出版会)、『おしゃべりな貝』 『シダの扉』『雨の日は森へ』(八坂書房)ほか多数。
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ISBN978-4-89694-242-2 |