江戸時代の白砂糖生産法

分類 歴史・民族・宗教 
タイトル 江戸時代の白砂糖生産法 
サブタイトル  
著者 荒尾美代[著] 
ページ数 208頁 
判型 A5判・上製 
定価 4,180円(本体3,800円) 
内容  日本では江戸時代中期まで、砂糖はほぼ100%輸入に頼っていた。その後、砂糖の需要・消費が急激に伸び、八代将軍吉宗は砂糖の殖産化に着手するが、はたしてそれはどのような作り方だったのであろうか。
 日本の伝統的な砂糖に「和三盆」が挙げられるが、江戸時代の白砂糖生産は「和三盆」にみられる技術ではなく、現在の日本では一般的には知られていない「覆土法」と称する技術によって生産されていた。すなわち、日本の白砂糖製作は、土を活用した方法から始まったのである。 
目次  まえがき
第1章 序 論
 第1節 序
 第2節 研究概要
第2章 白砂糖生産 第1期
    宝暦年間前期の方法
 第1節 尾張藩における白砂糖生産法
 第2節 長府藩内田屋孫右衛門の砂糖生産法
 第3節 小 括
第3章 白砂糖生産 第2期
    宝暦年間後期から安永年間前期の方法
 第1節 田村元雄の白砂糖生産法について
 第2節 小 括
第4章 白砂糖生産 第3期
    明和年間から天明年間の方法
 第1節 池上太郎左衛門幸豊の白砂糖生産法 その1
 第2節 小 括
第5章 白砂糖生産 第4期
    寛政年間の方法
 第1節 池上太郎左衛門幸豊の白砂糖生産法 その2
 第2節 木村又助の白砂糖生産法
 第3節 小 括
第6章 白砂糖生産 第5期
    享和年間から天保年間の方法
 第1節 荒木佐兵衛の白砂糖生産法
 第2節 享和元年における高松藩の白砂糖生産法
 第3節 大蔵永常が記した白砂糖生産法
 第4節 小 括
第7章 結 論
 第1節 総合的考察
 第2節 結 語
第8章 付論 「覆土法」の民族事例
  ベトナム中部における伝統的な白砂糖生産について
資料 「和三盆」方式と「覆土法」方式の図と写真 
PDFパンフレット  
備考 ISBN978-4-89694-234-7 C1021 

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