蘭学と日本語

分類 歴史・民族・宗教 
タイトル 蘭学と日本語 
サブタイトル  
著者 杉本つとむ 
ページ数 538頁 
判型 A5判・上製 
定価 7,480円(本体6,800円) 
内容 近代日本語は蘭学によって生み出された!
蘭学は西洋の「知識」をもたらしただけでなく、ことばの変化をも準備した。
江戸ことばから近代日本語へ、その劇的な変化は江戸時代の蘭学者や通詞(通訳)たちの天才的な知恵と努力のたまものであった。
大著『語源海』(東京書籍)などでもおなじみの、日本語研究の泰斗にして、江戸期の蘭語学研究の第一人者でもある著者の長年にわたる研究の集大成。
巻末には
『訳鍵(蘭学逕)』など、貴重な関連史料の影印を収録。 
目次  
PDFパンフレット  
備考 著者略歴
昭和2(1927)年 横浜に生まれる
昭和26(1951)年 早稲田大学文学部国文科卒業
昭和46(1971)年 同教授となる
平成9(1997)年 定年により同大学を退職
この間に昭和37(1962)年 武蔵野女子短期大学及び大学文学部講師。昭和44(1969)年 オーストラリア国立大学東洋学部客員教授。昭和 50(1975)年 国際基督教大学語学科及び大学院言語研究科講師。昭和56(1981)年 モスクワ大学招聘教授及びオランダ・ライデン国立大学、国立民俗学博物館研究員。平成元(1989)年 北京日本学研究センター講師などを兼任。
日本言語学会・日本翻訳家協会・日本近世文学会所属。
昭和57(1982)年 第19回日本翻訳文化賞(「江戸時代翻訳日本語辞典」)受賞。
◎主要著作
「近代日本語の成立」(1960)「日本語歴史文典試論」(上・中・下、1970~71「漢字入門」(1972、85改訂)「江戸時代蘭語学の成立とその展開」(全5巻、1977~81)「杉本つとむ日本語講座」(全7巻、1978~80)「日本翻訳語史の研究」(1983)「日本英語文化史の研究」(1985)「江戸の言語学者たち」(1987)「東京語の歴史」(1988)「江戸洋学事情」(1990)「文字史の構想」(1992)「漢字」(1993)「あて字用例辞典」(1995)「江戸の文苑と文章学」(1997)「漢字百珍」(2001)「日本本草学の世界」(2011)など
◎校訂・解説
「増補下学集」(上・下、1971)「紅毛雑話・蘭説弁惑」(1972)「蘭学事始」(1974)「本草綱目啓蒙」(1974)「異体字研究資料集成」(全12巻、1975)「訓蒙図彙」(1975)「ライデン大学蔵落葉集」(1984)「日本英語文化史資料」(1985)「環海異聞」(1986)「北瑳聞略」(1993)「早稲田大学善本叢書・洋学編」(全18巻・ 1994~刊行中)「異字体研究資料集成・第2期」(全8巻、1995)「東雅」(1995)など

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ISBN 978-4-89694-159-3 

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