中世教皇史

分類 歴史・民族・宗教 
タイトル 中世教皇史 
サブタイトル  
著者 ジェフリー・バラクロウ[著]藤崎衛[訳] 
ページ数 376頁 
判型 A5判・上製 
定価 4,180円(本体3,800円) 
内容 歴史の中の教皇──その実像に迫る

もとローマという一都市の司教であった「教皇」は、
いつ頃から、どのようにして、
西欧のキリスト教世界全体の長となったのか?
また一宗教の指導者が、
やがて世俗の諸侯と肩を並べる「君主」となったのはなぜか?

2000年にわたり、
ヴァティカンに積み重ねられた信仰・伝説の闇から、
史実のみを明快に切り分け、
その実像を鮮やかに描き出した、
定評ある通史、待望の邦訳。
キリスト教を、ヨーロッパを語るうえで必携の一冊。
図版多数。 
目次 第1章 始まり
 ローマ司教
 ローマ帝国下の教皇権
 教皇権の解放

第2章 中世教皇権の勃興
 教皇権とフランク人
 西欧人とローマ
 皇帝権と教皇権

第3章 改革の時代
 改革運動の始まり
 グレゴリウス七世と叙任権闘争
 教皇政府の発展
 十二世紀の教皇たち

第4章 教皇君主制
 中世教皇権の危機
 教皇の「バビロン捕囚」
 大シスマ(教会大分裂)

第5章 新時代の幕開け

歴代教皇一覧
文献案内 ほか 
PDFパンフレット  
備考 中世教皇史[改訂増補版]をご覧ください。


著者
ジェフリー・バラクロウ(バラクラフとも)
Geoffrey Barraclough
1908-1984
歴史家(中世史、現代史)、オックスフォード大学教授。
R. W. サザーンの衣鉢を継ぎ、研究論文の他に一般読者向けの著書を数多く手がけた。『転換期の歴史』(社会思想社、1964)、『現代史序説』(岩波書店、1971)、『図説キリスト教文化史』(編、全3巻、原書房、1993年)など、主著のほとんどが邦訳されている。

訳者
藤崎衛(ふじさき・まもる)
1975年鹿児島生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科特任研究員。
歴史家、文学博士。共著に『ヴァチカン物語』(新潮社、2011年)など。

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ISBN 978-4-89694-991-9 

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