聞書 忘れえぬ歳月〈西日本編〉

分類 文化史 
タイトル 聞書 忘れえぬ歳月〈西日本編〉 
サブタイトル  
著者 宮本常一[著]/田村善次郎[編] 
ページ数 280頁 
判型 四六判・上製 
定価 2,200円(本体2,000円) 
内容 震災に襲われた日本。未曾有の大惨事といわれているが、各地の古老たちは「大戦」や「関東大震災」を経験し、想像以上の辛苦を重ねて生き延びてきた。今、その経験は日本復興への手がかりとなるかもしれない。

「聞き書き」はすぐれた過去、今日を築き上げてきた努力─各地方の真の歴史─を埋没させないために、《伝承》を実践した宮本民俗学において、もっとも重要な手法である。 
目次 瀬戸内海 ─日天丸帆行記
 一、帆船日天丸
 二、播磨灘
 三、海に憑かれた人々
大阪府 ─和泉山村記
 一、葛の葉狐と舞暦
 二、滝畑にて
 三、岩湧の豆腐小屋
高知県土佐清水市
 一、漁民の生活 ─戎町
 二、鰹漁の村 ─松尾
 三、網漁の村 ─下ノ加江
 四、鯨とりと大敷網 ─窪津
広島県世羅郡世羅町
 一、世羅町の歴史
 二、木原隆一さんをたずねる
 三、梶川琢美さんをたずねる
 四、日常生活
 五、渡辺家をたずねる
 六、近藤家をたずねる
 七、幸水農園
 八、古い生活の評価
 九、調査によって得た反省
石川県輪島市河原田
 一、横地の移りかわり(平田秀蔵さん・山野正元さん)
 二、谷の村の生活の変遷(北谷─谷尚子さん)
 三、女の位置 一(横地─水上しなさん)
 四、女の位置 二(山岸─古谷はなのさん)
 五、農婦の働き(石休場─小伊藤さとさん)
 六、山村の女の生活(打越─尾形てりさん・中あいのさん・郷谷やよいさん・中はるさん)
 七、山仕事を中心に(熊野─稗田源次郎さん)
 八、大工の生活(市ノ瀬─谷内良作さん)
 九、村のくらしと戦地の生活(杉平─高橋定之助さん)
長崎県対馬赤島
 赤島開発記 ─橋本米助翁 
PDFパンフレット  
備考 ISBN978-4-89694-985-8 

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