分類 |
食文化 |
タイトル |
トウガラシ讃歌 |
サブタイトル |
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著者 |
山本紀夫編著 |
ページ数 |
304頁 |
判型 |
四六判・上製 |
定価 |
2,640円(本体2,400円) |
内容 |
トウガラシは、なぜ、旨い!
コロンブスが新大陸より持ち帰ってから、わずか500年間で、世界中を虜にしてしまった不思議な食べ物トウガラシ。中南米・メキシコ・スペイン・イタリア・ハンガリー・トルコ・アラブ・西アフリカ・エチオピア・東アフリカ・タイ・インドネシア・フィリピン・ネパール・ブータン・インド・中国・韓国・日本・・・各国各地でトウガラシをこよなく愛する人びとを取材し、止められないピリ辛旨の魅力にせまる。 |
目次 |
第1部 トウガラシ誕生の地│中南米
中南米から世界へ―コロンブスが持ち帰った香辛料(山本紀夫)
トウガラシが演出するメキシコ料理(渡辺庸生)
第2部 胡椒を求めてトウガラシを得る│ヨーロッパ
庶民から広がるトウガラシ料理│スペイン(立石博高)
貧者のスープと「未来派料理宣言」︱イタリアのトウガラシ(池上俊一)
パプリカ、辛くないトウガラシ!?︱ハンガリー(渡邊昭子)
新大陸からの渡来食材としてのトウガラシ│トルコ(鈴木 董)
第3部 シンプルに、より複雑に︱アフリカとアラブ
トウガラシはピクルスとハリーサで︱アラブ世界(堀内 勝)
モシ人にとってのトウガラシ︱西アフリカ、ブルキナファソ(川田順造)
エチオピアの赤いトウガラシ(重田眞義)
ピリピリと料理の相性︱タンザニアのトウガラシ(伊谷樹一)
第4部 エスニックをさらに豊かに│東南・南アジア
進化し続けるタイ料理とトウガラシ(縄田栄治)
豊かな香辛料を自在に楽しむ│インドネシア(阿良田麻里子)
フィリピンとトウガラシそしてシニガン(吉田よし子)
辺境で超激辛トウガラシの誕生か?│ネパール(松島憲一)
すべてはトウガラシとともに│ブータン、トウガラシ絵巻(上田晶子)
〈コラム〉トウガラシとインド人(小磯千尋)
第5部 伝統料理との幸せな融合│東アジア
中国料理とトウガラシ(周 達生)
トウガラシ好きのチベット人︱中国雲南省(小林尚礼)
赤いキムチとコチジャンの誕生︱韓国料理とトウガラシ(鄭 大聲)
薬味・たれの食文化とトウガラシ︱日本(山本宗立)
〈コラム〉日本のトウガラシ品種(山本宗立)
結び トウガラシ、その魅力の秘密
辛さの刺激とスリル、栄養と効用│トウガラシの科学(渡辺達夫)
怖くて美味しい香辛料│トウガラシの民族学(山本紀夫) |
PDFパンフレット |
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備考 |
〈編著者〉山本紀夫(やまもと・のりお)
国立民族学博物館教授・総合研究大学院大学併任教授。民族学専攻。京都大学大学院農学研究科博士課程修了。農学博士。アンデス、ヒマラヤ、チベットなどで主として民族植物学的調査に従事。
編著訳書『山の世界』(共編・2004年・岩波書店)/『ヒマラヤの環境誌-山岳地域の自然とシェルパの世界』(共編・2000年・八坂書房)/『酒づくりの民族誌』(共編・1995年・八坂書房)/『トウガラシの文化誌』(共訳・1997年・ 晶文社)ほか
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ISBN978-4-89694-954-4
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