川の道

分類 歴史・民族・宗教 
タイトル 川の道 
サブタイトル  
著者 宮本常一編著 
ページ数 264頁 
判型 四六判・上製 
定価 1,980円(本体1,800円) 
内容 川は日本人にどのようなかかわりあいをもっていたか。田畑をうるおし、飲料水を供給し、交通路になり、また魚介をわれわれに提供し、海岸地方の文化が山奥深くへ、山間の物資が海岸地方へ……川は漁労や治水にのみならず、人や物資交流の道として、山と海を結ぶ重要な役割を果していた。
日本の主な河川37をとりあげて、それらの川の果たしてきた人間とのかかわりあいの歴史を綴る。 
目次 一 総 論
 川の利用 
  川漁と狩/川と城下町/渡船/ダム ほか 
二 九州の川 
 1 球磨川 
  開鑿事業/筏流しと舟運 ほか 
 2 筑後川 
  産業・温泉/河童物語とエツ ほか 
 3 遠賀川 
  命の川/川筋気質 ほか
三 四国の川 
 1 肱川 
  荒れる川・母なる川/筏流し ほか 
 2 那賀川 
  木頭と祖谷山/高瀬船/流材と筏 
 3 吉野川
  洪水の川/流域の作物/川の交通 
四 中国の川 
 1 錦 川 
  工業用水/錦帯橋 
 2 太田川 
  広島と太田川/川の役割/河水澄む 
 3 高梁川 
  送り船頭と迎え船頭/梁株と梁漁 ほか 
 4 旭 川
  岡山市牟佐の頭屋祭/河川漁業とサンカ ほか
 5 吉井川
  西大寺の裸祭と会陽船/吉野川のコダシ船 
  柵原鉱山と鉱石船/倉安川の肥船 
 6 阿武川
  萩と阿武川/川上村 
 7 江ノ川
  砂鉄をはこぶ/江津/汽車はゆく ほか 
 8 高津川
  高瀬船/船頭の話/川と人生 
 9 斐伊川
  出雲の大川/治水と舟運 
五 近畿の川 
 1 加古川
  闘竜灘/アユ漁/川船の荷物
 2 淀 川
  治水/川の旅/川船のいろいろ 
 3 琵琶湖
  思い出の蒸気船/ホリコミ千俵 ほか
 4 大和川
  天井川/川付けかえの運動 ほか
 5 紀ノ川
  高見山と大和街道/川のほとりの人生 ほか
 6 熊野川
  プロペラ船/十津川くずれ ほか
六 中部の川 
 1 木曾川
  輪中に水屋/宝暦治水/筏と川船 
 2 天竜川 
  諏訪盆地と伊那谷/筏流し/川船 
 3 富士川 
  湖水伝説/信玄堤/角倉了以 ほか
 4 信濃川
  流路/縄文の昔/洪水/川船 ほか
七 関東の川
 1 相撲川
  川と町/川船と筏/鮎かつぎ ほか
 2 多産川
  小河内ダムと玉川上水/鵜飼 ほか
 3 利根川
  関東の大動脈/河岸と高瀬船 ほか
八 東北の川
 1 阿武隈川
  米を運ぶ/安積疏水 ほか
 2 北上川
  仙台米の廻送路/川村重吉の改修 ほか
 3 最上川
  最上紅花/青苧/川船 ほか
 4 雄物川
  土崎/川の港/角間川/川と藩領 ほか
 5 米代川
  野代湊/秋田杉/筏 ほか
 6 岩木川
  治水と開拓/水害/治水 ほか
九 北海道の川・
 1 石狩川
  イシカリ/鮭/空知川 ほか
 2 十勝川
  帯広/古い遺跡/十勝開拓者 ほか
 3 天塩川
  川と人生/川と生産/川と文化 
PDFパンフレット  
備考 ISBN978-4-89694-944-5 

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