分類 |
動物・昆虫 |
タイトル |
天敵なんてこわくない |
サブタイトル |
虫たちの生き残り戦略 |
著者 |
西田隆義 |
ページ数 |
208頁 |
判型 |
A5変型・上製 |
定価 |
2,200円(本体2,000円) |
内容 |
「死んだふり」は効き目があるの?
擬態や隠れ蓑作戦、死んだふりから自分の脚を切って逃げ切る‘自切’まで、虫たちのさまざまな生き残り戦略は、天敵から逃れ、生き残って子孫を残すために効果があるのだろうか。生死をかけた昆虫と天敵との知恵比べの数々を、さまざまな実験ドキュメントを交え、進化との関係を絡めつつ解き明かす、知的好奇心を満たす好著。 |
目次 |
1章 自然における天敵の役割
疑問のきっかけ-食うものと食われるもの/天敵による制御は本当にないのか?/天敵による制御をもたらすロジック
2章 適応をいかにして説明するか?
3章 スペシャリスト捕食者と被食者の関係-熱帯林での実態
研究のきっかけ-隔離されたカメムシの集団/ホシカメムシの繁殖の実態/捕食圧の操作実験-野外における検証
4章 天敵導入による検証-寄生蜂とカイガラムシ
応用研究との接点/天敵導入の効果とその理由-ヤノネカイガラムシを例に/寄生回避のコスト/寄生回避の進化
5章 身近な生物にみる天敵の影響-日本の休耕田での実態
普遍化を目指す/休耕田でカエルはなにを食べているのか?/バッタの捕食回避策-死にまねは有効か?/休耕田における鳥の捕食と自切-生き残りのコスト/みつからないための工夫-隠蔽色と紋の効果
6章 捕食回避の生態学的意義 |
PDFパンフレット |
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備考 |
ISBN978-4-89694-909-4 |
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