分類 |
動物・昆虫 |
タイトル |
スズメバチ |
サブタイトル |
─都会進出と生き残り戦略〈増補改訂版〉 |
著者 |
中村雅雄著 |
ページ数 |
240頁 |
判型 |
A5変型・上製 |
定価 |
2,200円(本体2,000円) |
内容 |
異常発生はなぜ起こるのか!!
「都市」環境に適応してたくましく生き残るキイロスズメバチ。そのキイロスズメバチの巣を乗っ取るチャイロスズメバチが、ひたひたと分布をひろげている?
「殺人バチ」と恐れられているスズメバチの行動と習性を描いて好評を博した旧版に、スズメバチの勢力争いや温暖化とスズメバチの行方、忌避物質に関する情報など、新たな知見を加えて、スズメバチと人との関係、天候との関係、巣への対処法・事故の防ぎ方などを考える。 |
目次 |
◎スズメバチの生活史
ピークは九月から一〇月/越冬からの目覚めと巣づくりのはじめ/女王バチの孤軍奮闘 厳しい!働きバチの誕生まで/勤勉な働きバチたち/新女王バチと雄バチの登場/結婚飛行への旅立ちとコロニーの解散/スズメバチの身体検査/巣の模様の秘密・巣材の採集/激情派・繊細派、個性もいろいろ/天敵・寄生者、最大の敵はヒト/ニホンミツバチのスズメバチ撃退法/スズメバチの成功者と変わり者/コロニーの結束と匂いのパスポート/共通点が多いアリとスズメバチ/スズメバチが怒るとき──茶髪は刺されないか/刺されるダメージ、ショック死の恐怖
◎スズメバチの生き残り戦略
スズメバチは「殺人バチ」か/都市に進出したスズメバチと新しい秩序/駆除が多発生を促している?/一〇年間で一〇倍に! スズメバチの発生急増/スズメバチの発生数は予想できるのか/都会派スズメバチの住宅事情/どこでも巣づくりするキイロスズメバチ/引っ越しのメリット・デメリット/スズメバチは何を食べているか/名ハンター、スズメバチの狩りをめぐって/住宅街のスズメバチの飯場はどこ?
◎ススズメバチを観察する
見えない世界をそばで見たい/巣の発見・困難な巣の採取/スズメバチの行動の魅力/ひとり研究の楽しさとむずかしさ/まだまだ発見できる新事実/仰天!二女王バチの巣/スズメバチを求めて南へ北へ
◎あとがき
〈スズメバチ〉権利宣言/参考文献─さらに詳しく知りたい人のために
●増補編─スズメバチのその後
近年のスズメバチ発生動向について/東京にもいたチャイロスズメバチ/世界的なスズメバチの被害/東南アジアのスズメバチ事情/地球温暖化がスズメバチに与える影響
●増補改訂新版にあたって
ヤミスズメバチベールを脱ぐ/中国・雲南にて/太陽光からエネルギーを生成する色素を持つオリエントスズメバチ/忌避物質見つかる?!─スズメバチの嫌う匂いは?/対岸の火ではない海外のスズメバチの日本侵入─韓国・フランスで繁殖中/気候変動とスズメバチ |
PDFパンフレット |
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備考 |
【著者紹介】
中村雅雄(なかむら・まさお)
1948年,東京生まれ。日本昆虫学会会員・日本応用動物昆虫学会会員。‘カーリットの森’を守る市民の会代表。
現在、川崎市内の公立小学校で教鞭を執るかたわら、スズメバチの研究と里山保全活動に取り組む。市民や自治体関係者などを対象とした公演を行うほか、テレビ・ラジオでも活躍中。
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ISBN978-4-89694-140-1 |
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