分類 |
食文化 |
タイトル |
年表 茶の世界史 |
サブタイトル |
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著者 |
松崎芳郎編著 |
ページ数 |
336頁 |
判型 |
A5・上製 |
定価 |
3,960円(本体3,600円) |
内容 |
茶がどのように歴史の中に生き続けてきたか──古代中国における喫茶の始まりから世界各国への伝播、そして近年の世界的茶業状況まで、有史以来約5000年にわたる人と茶のかかわりを厖大な文献資料を渉猟して年表形式で綴る。 |
目次 |
まえがき
I 年 表
II 茶の世界小史
◆第1章 中国
1. 漢代-漢代以前の伝説/「荼」は「茶」か ほか
2. 三国時代
3. 晋代
4. 南北朝時代
5. 随代
6. 唐代-喫茶風習の固定化/茶集散地の形成/茶と文芸/茶書の登場、『茶経』/貢茶と課税 ほか
7. 宋代-茶の密売/茶商軍の発生/宋代の茶製法と末茶法 ほか
8. 金代-貴人の飲む茶
9. 元代-民族差別と茶の重税/元代の喫茶法
10. 明代-茶馬交易/炒製葉茶の出現
11. 清代-茶馬交易からヨーロッパ貿易へ/世界の茶史の概観
◆第2章 日本
1. まえおき-茶の自生説と伝来説/ヤマチャの利用/伝来したか製茶法と喫茶の風習
2. 天平時代-文献では喫茶の伝来は不確実
3. 平安時代-茶と入唐僧/『日本後紀』の記録/茶の衰微
4. 鎌倉時代-栄西の茶種将来説/『喫茶養生記』/茶産地のひろがり/喫茶の階層とその目的
5. 室町時代-生産と品質の向上/高級茶は抹茶か/喫茶法の二つの流れ、闘茶と茶の湯
6. 安土桃山時代-信長の茶/秀吉の茶/利休の茶/茶の生産と喫茶風習
7. 江戸時代-大名茶の派生/諸藩の生産奨励策/文人好みの煎茶道/茶道観の変化/生産者、流通業者の組織化/日本茶輸出の前日 ほか
◆第3章 西欧諸国
1. まえおき-西洋人の見た中国茶/西洋人の見た日本茶
2. ポルトガル
3. オランダ-ヨーロッパヘの道はオランダから/消費を助長した中国磁器
4. イギリス-驚異的な輸入の増大/「午後の茶」にみる喫茶の発展/紅茶の起源/ボストンのティーパーティー/アヘン戦争/アッサムで茶樹を発見 ほか
5. ロシア(ソ連)-サモワール喫茶
◆第4章 二〇世紀の動向
1. 茶園開設の動き-セイロン(スリランカ)/インドネシア/新興のアフリカ諸国
2. 中国の動向-収奪された茶業者/生産、消費、輸出の減退/新生中国茶の底力
3. 日本の動向-日本茶の近代化/茶業組合の結成/紅茶に圧されたアメリカ市場/『茶の本』とその後の茶道/輸出新市場の開拓 ほか
参考文献
人名索引 |
PDFパンフレット |
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備考 |
■同一年代の世界各地の茶葉・喫茶状況が比較できる年表形式。■政治、経済、社会、文化、自然科学等々のあらゆる角度から茶の変遷をたどる"読む"年表。■茶に関する古今東西の文献とその概要を知るための格好の手引書。■〈中国〉〈日本〉〈西欧諸国〉〈二十世紀の動向〉の四章からなる、茶の国別・地域別の歴史を解説。■巻末に参考文献一覧、人名索引をつけ、便宜をはかった。
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【著者紹介】
松崎芳郎(まつざき・よしろう)
1913年千葉県生れ。大東文化大学卒業後、茶葉組合中央会議所、全国農業協同組合連合会を経る。『支那茶業文献目録』『中国の名茶』等の編訳書あり。1991年死去。
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ISBN978-4-89694-144-9 |
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