分類 |
植物 |
タイトル |
中国古代遺跡が語る 稲作の起源 |
サブタイトル |
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著者 |
岡彦一編訳 |
ページ数 |
224頁 |
判型 |
A5・上製 |
定価 |
5,280円(本体4,800円) |
内容 |
稲の起源に関する自然科学、考古学、遺伝学、育種学の立場から書かれた中国の研究者の論文集。日本では空白だったこの分野では初めての論文を多数紹介。 |
目次 |
岡彦一博士のことなど 一序にかえて一 森島啓子
編者まえがき
中国における栽培稲の起源と分化の研究 岡彦一
第1部 栽培稲の起源と分化に関する主要な業績
中国における栽培稲の起源と変遷 丁穎
第1節 栽培稲の起源
1 栽培稲と野生稲
2 中国における水稲栽培の起源
3 中国における栽培稲の伝播
第2節 ■粳品種の変遷(■=米へんに山)
1 ■粳稲の区別
2 ■粳品種の分布
3 ■粳稲の進化と変遷
第3節 早晩生品種
1 早晩生品種の栽培発展過程
2 早晩生品種の特性の差異
3 早晩季の変化
第4節 水陸稲品種の変化
1 水陸稲の栽培発展過程
2 水・陸稲品種の特性の変異
第5節 ウルチとモチの品種の変遷
1 ウルチ・モチの栽培発展過程
2 ウルチ・モチの特性の差異と変遷
中国は稲の原産地 周拾禄
中国の栽培稲の起源 一粳稲と■稲の起源 周拾禄
太湖地方における稲作の起源および伝播・発展に関する問題 游修齢
1 太湖地区の稲作起源問題
2 太湖地区稲作の伝播に関する諸問題
3 太湖地区に出土した稲の籾型問題
(1)■粳問題
(2)野生稲をめぐる問題
4 太湖地区稲作の発展
(1)温度の変化と粳稲(日本型)の発展
(2)人為選択の圧力
(3)歴史の後発
程侃声、王象坤両氏の業績
アジアの栽培稲の起源 一国内外重要品種の分類的研究一
材料と方法
結 果
討 論
雲南の稲の資源としての総合研究と利用(シリーズ、要約)
I 雲南の稲品種の日長と温度反応と早、中、晩生稲
II アジア栽培稲分類の再認識
III 雲南の光殻稲(無毛品種)
IV 光殻稲とジャバ型の類縁関係の研究
V 日長および温度反応の異なる品種の雑種後代の初歩研究
VI 全国農作物品種資源工作会議報告
VII 西南アジアの稲品種の類型の討論
中国栽培稲品種の類縁関係の研究(要旨)
第2部 考古・歴史研究者の論文
中国の稲作の起源 厳文明
1 有史以前の栽培稲遺物発掘の状況
(1)長江下流と杭州湾地区
(2)長江中流
(3)珠江流域
(4)雲南
(5)黄河と准河淮の流域
2 野生稲の分布と栽培稲の起源
中国における稲作起源の再考 厳文明
中国の早期新石器文化について 安志敏
1 序論
2 中原の遺物
3 細石器系統の発展
4 華南での発掘
5 結論
中国漢代の長江流域の水稲栽培と農具の発達 陳文華
1 漢代の水稲品種
2 漢代における水稲栽培技術
3 田の管理
4 漢代水田生産の農機具
江蘇における稲作の歴史 閔宗殿
1 江蘇における稲作の歴史的発展
2 江蘇稲作の歴史的成果
3 江蘇稲作の歴史的経験
中国農業の起源と伝播を討論する 王在徳
1 農業起源の理想的生態環境
2 稲作農業の起源 一漁猟稲作農耕文化
3 アワ作農業の起源 一牧畜アワ作農耕文化
4 中国史前原始農業の区分
5 伝播
彭頭山文化の稲作遺物と中国有史前稲作農業について 裴安平
1 彭頭山文化の稲作農業と経済生活
2 中国の稲作の起源について
3 中国の有史以前の稲作農業の発展段階
結論
長江および銭塘江の中・下流域における新石器時代の古地理および稲作の起源と分布 林承坤
1 新石器時代の古地理と環境
2 古代地理環境と稲作の起源
3 古代地理環境の変化と稲作の分布
4 結論
雲南における農業考古の概説 李毘声
稲作の起源に関する研究について 佐藤洋一郎 |
PDFパンフレット |
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備考 |
ISBN978-4-89694-403-7 |
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