司馬江漢の研究

分類 歴史・民族・宗教 
タイトル 司馬江漢の研究 
サブタイトル  
著者 朝倉治彦・海野一隆・菅野陽・中山茂・成瀬不二雄編著 
ページ数 384頁 
判型 菊判・上製 
定価 9,350円(本体8,500円) 
内容 第1部江漢の業績とその時代背景(編著者による書き下ろし論文)と第2部江漢研究の歩み(明治以降、今日までに発表された研究文献より重要なものを再録)から成り、司馬江漢文献一覧と関連年表を付す。 
目次 第1部 江漢の業績とその時代背景
 司馬江漢と地図
 晩年の江漢雑記
 司馬江漢と天文
 江漢画の作品価値

第2部 江漢研究の歩み
 司馬江漢の世界観
 市井の哲人司馬江漢
  ─思想家としての司馬江漢
 司馬江漢・その啓蒙者としての断面
 泰西地理学による司馬江漢の啓蒙活動
 江漢年譜正誤
 司馬江漢とその和漢画
 画人司馬江漢の世界
  ─その銅版画と『西遊日記』
 小田野直武と司馬江漢の関係について
 司馬江漢の銅版画技法の原典について
 司馬江漢と蘭学 
PDFパンフレット  
備考 司馬江漢略歴 一七四七~一八一八
江戸時代の洋風画家、銅版画家、思想家。江戸に生まれ、姓を司馬、名を峻、字を君岳と称し、江漢、春波楼、不言、無言など多くの号がある。鈴木春信門下の浮世絵師となり、師の急死後一時その偽版を作った。その後、宋紫石に学んで漢画家となったが、平賀源内らの影響で洋風画に転じた。日本最初の腐蝕銅版画を創成、油絵も習得し、西洋銅版画の模刻や日本風景の銅版画、油絵の洋人図や日本風景図に、多くの傑作をのこした。
江漢は文筆もたくみで、特に紀行文にすぐれ、また禅宗や老荘思想に親しみ、『独笑妄言』や『春波楼筆記』など、すぐれた随筆を書いた。さらに西洋天文学(地動説)や地理学の紹介者としても活躍し、『地球全図』などの精密な銅版図とともに、『和蘭天説』『刻白爾天文図解』など、かずかずの啓蒙的著作をあらわした。


ISBN978-4-89694-648-2
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『司馬江漢全集』
第1巻
第2巻
第3巻
第4巻もご覧下さい。 

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