分類 |
シリーズ |
タイトル |
杉本つとむ著作選集 第二巻◎近代日本語の成立と発展 |
サブタイトル |
|
著者 |
杉本つとむ著 |
ページ数 |
528頁 |
判型 |
菊判・上製・函入 |
定価 |
14,300円(本体13,000円) |
内容 |
女ことばと近代学術用語、翻訳文体の研究──中世から現代に至る女ことば・女の名についての論考と、洋学関連の研究のうち、物理・化学用語の創訳過程・翻訳デアル体の発生と展開等、用語・文体をめぐる論考を集成。 |
目次 |
第I部 女性語とその史的展開
第一章 女のことば小史
第二章 江戸時代、女ことばの世界
第三章 吉原と遊女とことば
第四章 現代、女ことばの展開
第五章 近代日本語の中の女の名
第II部 近代学術用語と新文体の創始
第一章 近代日本語と洋学
第二章 十九世紀 外国語学習と翻訳の世界
第三章 近代、日・中科学用語交渉史序説
第四章 近代語の標章
第五章 欧文翻訳文体・思想とその史的変遷
〈付〉 Women's Language in Japan |
PDFパンフレット |
|
備考 |
パンフレットは こちら
----------------------------------------
【著者略歴】
昭和2(1927)年 横浜に生まれる
昭和26(1951)年 早稲田大学文学部国文科卒業
昭和46(1971)年 同教授となる
平成9(1997)年 定年により同大学を退職
この間に昭和37(1962)年 武蔵野女子短期大学及び大学文学部講師。昭和44(1969)年 オーストラリア国立大学東洋学部客員教授。昭和50(1975)年 国際基督教大学語学科及び大学院言語研究科講師。昭和56(1981)年 モスクワ大学招聘教授及びオランダ・ライデン国立大学、国立民俗学博物館研究員。平成元(1989)年 北京日本学研究センター講師などを兼任。
日本言語学会・日本翻訳家協会・日本近世文学会所属。
昭和57(1982)年 第19回日本翻訳文化賞(「江戸時代翻訳日本語辞典」)受賞。
◎主要著作
「近代日本語の成立」(1960)「日本語歴史文典試論」(上・中・下、1970~71「漢字入門」(1972、85改訂)「江戸時代蘭語学の成立とその展開」(全5巻、1977~81)「杉本つとむ日本語講座」(全7巻、1978~80)「日本翻訳語史の研究」(1983)「日本英語文化史の研究」(1985)「江戸の言語学者たち」(1987)「東京語の歴史」(1988)「江戸洋学事情」(1990)「文字史の構想」(1992)「漢字」(1993)「あて字用例辞典」(1995)「江戸の文苑と文章学」(1997)「漢字百珍」(2001)など
◎校訂・解説
「増補下学集」(上・下、1971)「紅毛雑話・蘭説弁惑」(1972)「蘭学事始」(1974)「本草綱目啓蒙」(1974)「異体字研究資料集成」(全12巻、1975)「訓蒙図彙」(1975)「ライデン大学蔵 落葉集」(1984)「日本英語文化史資料」(1985)「環海異聞」(1986)「北瑳聞略」(1993)「早稲田大学善本叢書・洋学編」(全18巻・1994~刊行中)「異字体研究資料集成・第2期」(全8巻、1995)「東雅」(1995)など
ISBN978-4-89694-772-4 |