分類 |
歴史・民族・宗教 |
タイトル |
水の生活誌 |
サブタイトル |
〈愛知大学文學会叢書VII〉 |
著者 |
印南敏秀著 |
ページ数 |
368頁 |
判型 |
A5・上製 |
定価 |
3,740円(本体3,400円) |
内容 |
明治の終わりから昭和にかけて、中国地方最大の川である「江川」の船運に携わってきた故老たちの聞き語りをもとに、船運・川漁・筏流し・炭焼・茸取り・山猟から水害まで、水を中心に自然と一体であった人々の生活を綴る。 |
目次 |
平田和太郎翁の語り
プロローグ
1 和太郎翁との出会い
第一章 和太郎翁の川の世界1・船頭
1 江川と海の接点江津港
2 江川船終焉期の江津
3 江川船の文化
4 積荷に見る流域文化
5 川の生態と船頭の技
6 江川船のモノと技
7 水を読めれば筏も
8 川に育まれた船頭気質
第二章 和太郎翁の川の世界2・川漁
1 水と魚を読む
2 アユとのかけひき
3 ウナギで一夏暮らす
4 消えゆく川漁文化
第三章 和太郎翁の山の世界
1 狩猟も生きものとのかけひき
2 タケコギもヤマリョウ
3 生業としての山
第四章 和太郎翁の里の世界
1 本業は農業
2 盛んだった作間稼ぎ
3 水害とつきあう
第五章 和太郎翁の知恵をたどる
1 伝承文化を育んだ子供時代
2 放蕩時代に学ぶ
3 人の寄る家
エピローグ
1 フィールドで考える
2 江川を船で下る
〈水の民具抄録〉
同時代に生きた人々
第一章 江川船頭大屋甚四郎翁
1 最後の川戸船の船頭
第二章 キダシ木村米吉翁
1 恵まれた環境と才能
2 水が流してくれるんじゃ
3 山と海をつなぐ川の文化
共同調査から
水と生活文化の発見
1 水と生活にどうとり組んだか
2 二つの水害
3 川と谷の石積み
4 谷間の生活と水 |
PDFパンフレット |
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備考 |
●著者略歴
印 南 敏 秀(いんなみ・としひで)
1952年 愛媛県新居浜市生まれ。武蔵野美術大学卒業。
現在 愛知大学経済学部教授
日本民俗学・日本民具学
著書:
『金毘羅庶民信仰資料集』全3巻(共著・金刀比羅宮社務所,
1982~84)
『瀬戸内海の海人文化』(共著・小学館, 1991)
『瀬戸田町史 民俗編』(共著・瀬戸田町役場, 1998)
『豊川流域の生活と環境』(共著・岩田書院, 2000 )
『京タケノコと鍛冶文化』(編著・長岡京市教育委員会, 2000)
『瀬戸内諸島と海の道』(共著・吉川弘文館, 2001)
『東和町資料編 石風呂民俗誌─もう一つの入浴文化 』(東
和町役場, 2002 )
ISBN978-4-89694-490-7 |
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