日本酒の起源〈新版〉

分類 食文化 
タイトル 日本酒の起源〈新版〉 
サブタイトル ─カビ・麹・酒の系譜 
著者 上田誠之助著 
ページ数 200頁 
判型 四六・上製 
定価 2,420円(本体2,200円) 
内容 日本酒は蒸した米粒にカビを生やし、それを発酵させて造る。この日本独特の酒造りは、どのようにして生まれてきたか?縄文時代の口噛み酒や、神社に残る御神酒造りなど、古代の酒造りを実際に試しながら、日本酒の起源を探る! 
目次 糸引き納豆と日本古代の酒づくり
 留学生と糸引き納豆
 アジアの納豆菌とその不思議な分布
 日本の稲と大豆の由来
 縄文人と口噛み酒と糸引き納豆
 日本酒の起源と神酒
第1章 日本民族の成立と稲作の渡来
 縄文人と弥生人
 稲作はどこから
第2章 古代の神酒
 神饌─しとぎと神酒
 南方から伝えられた口噛み酒
 風土記にみる口噛み酒
 神社にみる口噛み酒のなごり
 天津神はツングース系の人か
 果汁や雑穀類などによる神酒
第3章 琉球弧と神酒
 奄美大島で「ミキ」に出会う
 江戸時代までつづいた口噛み酒づくり
 口噛みによる神酒のつくり方とその変遷
 琉球弧の神酒は麹が苦手
第4章 しとぎと神酒
 東南アジアに見られるしとぎ
 しとぎから米餅麹へ─中国・朝鮮の場合
 神社に伝わるしとぎからの神酒づくり
第5章 ゲツと餅麹
 中国におけるゲツと餅麹の歴史
 古代朝鮮の酒づくり
 芽米を用いて醴酒をつくる
 口噛み酒から芽米酒、そして麹酒へ
 米バラ麹の誕生を追って
第6章 餅麹による麹酒づくり
 古代にすたれた米餅麹の酒
 しとぎを用いて甘酒をつくる
 日本の酒はなぜ米バラ麹を使うのか
第7章 世界各地のカビ酒とその起源
 醸造酒の三つのグループ
 中国におけるカビ酒とその起源
 朝鮮におけるカビ酒とその起源
 東南アジアにおけるカビ酒
 中央アフリカに見出されたカビ酒
 口噛み酒の本場、南アメリカのカビ酒
おわりに─日本古代の酒づくりに思いを馳せて 
PDFパンフレット  
備考 ISBN978-4-89694-269-9 

弊社在庫:有

書店Web + 注文方法